Google 退職
引用元:https://news.ycombinator.com/item?id=43950976
IanがGoコミュニティ、いやプログラミングコミュニティ全体に貢献した量は計り知れないね。gccgoに加えて、gold linkerも書いたし、コンパイラツールチェーンについてめっちゃブログ書いてるし、gccのコードベースも大量にメンテしてる[0]んだ。多分、俺が知らないことでもっともっとたくさんやってると思うよ。
この数年、Ianと何度かメールする機会があったんだけど、俺にとって本当に刺激的な人だったんだ。Googleでの責任や優先順位があっただろうに、いつも俺のメールに返信してくれたり、パッチを見てくれたりして、しかもいつも洞察に満ちたフィードバックをくれたんだ。
Goっていう言語には複雑な感情があるんだけど、Ianが関わらなくなることで、この言語は間違いなく悪くなると思うよ。オリジナルのGoチームはBell Labsっぽい雰囲気だったんだ—コンピューターを隅々まで理解してる少数の人たちが、アセンブラ、リンカ、二つのコンパイラ、言語仕様、ドキュメントジェネレータ、ビルドシステム、そして広大な標準ライブラリまで、全部やってたんだ。それが今じゃ、言語がGoogleにとってますます重要になって、ソフトウェアプロジェクトをスケールさせるための標準的な慣行が入ってきて、 blandで企業っぽい雰囲気になったんだよね。まあ、そういうものなんだろうね。この文化的な変化がIanがメッセージでそれとなく言ってたことだと思うんだけど、彼が辞める決定に至った具体的な転換点が何かは気になるな。
Ian、十分休んで、次にどんなプロジェクトをやるか楽しみにしてるよ。[0]: https://github.com/gcc-mirror/gcc/blob/master/MAINTAINERS
Goのコンパイラツールチェーンが両方ともうまく動き続けることは、冗長性や機能設計検証の目的でめちゃくちゃ重要だよね。ところで、一般的な興味なんだけど—gcc-goって、何か特定のユースケースで使ってる人とか組織とかいるのかな?
GCC Goはgenericsをサポートしてないから、今のところあまり役に立たないね。
メンテする人が出てこないと、gcjの二の舞になるだろうな。
GCCにフロントエンドを追加するハードルは高いし、残しておく妥当な理由がないと、結局削除されるんだよね。
gcjがほとんど見捨てられた後、何年も残ってたのは、特定のコンパイルシナリオ用の単体テストがあった唯一のフロントエンドプロジェクトだったからなんだ。結局、誰かがそのテストを移行する努力をして、gcjは削除されたんだ。
ニッチな使い道はあるよ、例えばあまり使われないアーキテクチャ向けのGoのコンパイルとかね。完全な言語機能がないのはちょっと不便だけど、それでもC/C++を書くよりはマシな感じだよ。
> GCC Go does not support generics, so it’s currently not very useful.
俺が使う(または書いた)Goプログラムでgenericsを使ってるものなんて一つもないと思うよ。genericsだけが問題なら、それは全然大した問題じゃないみたいだね。
> You’re also at the mercy of the libraries you use, no?
使うライブラリにも左右されるんじゃない? それだと、ますますニッチなケースになる可能性が高くなるんじゃない?
> You’re also at the mercy of the libraries you use, no?
ある程度はね。別に、genericsを使ってる、多分新しいバージョンのライブラリを使わなきゃいけないなんて誰も言ってないし、そもそもライブラリを全く使わないこともできる。まあ、大したことないプログラム以外では、そうはいかないだろうけどね。
> Which likely makes this an increasingly niche case?
これは、一般的に依存関係が平均してgenericsを使う方向に収束するという前提に立ってるね。もし君の主張がそうだって言うなら、それに反対せざるを得ないな。genericsが存在する前に機能的に完成してたライブラリってたくさんあって、それらは実質的にバグ修正アップデートしか受けてなくて、genericsの対応なんて全く見込みがないんだ。それに、新しく書かれる全てのライブラリがgenericsを使わなきゃいけないなんてルールもないんだよ。
今日まさに使ったところだよ、ブラウザリリースのリストを公開日でソートするのにね。万能のハンマーじゃないけど、たまにそれがすごく役立つ「釘」みたいなものに出くわすんだ。
Googleで働いてた時、Ian Lance Taylorがランダムに割り当てられるコードレビュアーの一人だったんだ。彼は丁寧で、毅然としてて、有益だったよ。彼がこういうレビューをしてたっていうのは、彼自身とプロジェクトの良さを物語ってるね—創業者がカスタマーサポートをするYCのアドバイスの一種だよ。
あと、俺はミーハーなのかもしれないけど、俺のコードレビューで彼のイニシャルを見るのはスリルだったよ。golangでの全ての仕事、ありがとう!
へぇ、いい褒め言葉だね。「丁寧」って記憶されてるのって清々しいわ。俺も人生で学んだ大事な教訓だけど、「賢い」とか「10x <whatever>」とか「有能」とかじゃなくて、「丁寧」とか「優しい」とか「良い人」って思われる方がずっと良いんだよな。
丁寧な習慣、特に文章でのコミュニケーションにはすごく価値があるって気づいたわ。コードレビューとかで、そういうのが会社の文化として重要視されてないのは残念だよな。必要ないって言い訳はいくらでもあるけど、それってただの手抜きにしか感じないんだよな。
俺、個人的には正直にズバッと言ってくれる方が好き。丁寧すぎる人って、情報隠したり、要点が分かりにくかったりしてイラつくこと多いんだよね。でも、社会全体では丁寧さは絶対必要だし、店員さんとかへの冷たい態度は大嫌い。多分、すごく丁寧な社会(ステレオタイプなAsian?)だと俺は苦労するだろうな。逆にストレートな人(Dutch?)が一番楽。丁寧さを求める人との関わりはストレス。バランスって大事だけど、見つけるの難しい。丁寧さと正直さを混同してるのかも。難しい話題だわ。
俺、「丁寧さ」と「正直さ」と「ストレートさ」って、それぞれ独立してる(直交してる)と思うな。ストレートで正直で、なおかつ丁寧であることは可能だよ。もしかしたら、「無礼さ」と「ストレートさ」を結びつけて考えてるのは間違いかもしれないね。
「丁寧」「正直」「ストレート」は独立してるっていう意見だけど、相関関係はあるから独立してないでしょ。褒めるより、文句を言う時に無礼にならない方が断然難しいじゃん。何か文句言う時に無礼に見られないようにするのって、めっちゃ努力が必要じゃん。だから独立してないんだってば。それに、それって多くの人がやらない理由でもあるよね、面倒くさいから。
いや、それは単に練習してないか、個人的に一部の組み合わせが難しいだけで、客観的にはやっぱり独立してる(直交してる)ってことじゃない?両立が不可能なら独立してないって言えるけど、明らかに可能じゃん、ただ練習してないか、簡単じゃないだけだよ。まあ、客観的な摩擦面というか、ストレートで正直で丁寧であることの難しさを表す第4の要素(スカラー)がある、ってのは認めてもいいけどね。
誰にでもイイ顔する人とか、周りのみんなに好かれるために必死な人についても、似たような気持ちになるわ。俺の場合、自分らしさとかけ離れた言動を見てしまうのが嫌なんだよね。俺は正直な人が好き。でも、正直とか自分らしいってことが、偉そうにしたり嫌な奴でいたりする言い訳にはならないけどね。
丁寧さとストレートさを同時に実現するのは難しいこともあるけど、不可能じゃないよ。最高のコミュニケーターは両方できてるもんね。
丁寧でストレートでいられると思うよ。でも、それって回りくどくなったり、不格好になったりする代償を伴うと思うけどね。
誰かがそれを上手くやってるのを見たら(「上品な」って言葉が浮かぶけど)、回りくどさや不格好さが、ストレートさも正直さも損なってるってわかるはずだよ。「伝統的な」エチケット本はこういうことについて結構ちゃんとしてる。「相手を不快にさせない」っていうのがエチケットの定義の一つ。不快感は伝染するから、まず自分がフィードバックする内容に心地よくいるのが大事なんだ。
Goへの”大したことない”外部コントリビューターだけど(提案とPRに6件くらい関わったかな)、最終的に却下されたものについても同じことが言えるよ。丁寧でしっかりしてて情報豊富。好奇心旺盛でもあったかな。プロジェクトに貢献できて素晴らしい経験だったし、Ianが大きく貢献してくれた。Goみたいに大きなプロジェクトではこれはすごいことだよ。
Goのreadabilityプロセスもすごく良かったな。あれでずっと良いプログラマーになれたよ。GoogleでPythonのreadabilityもやったけど、”この巨大なCLを持ってってプロセス終わりに良くなったら終わり”みたいなやり方はGoのプロセスほど役に立つ感じじゃなかった。Goが独自のルールを作ってくれて嬉しかったよ。自分にとって良かった。プロセス中、夜中に呼び出し受けながら”このコード早くチェックインして寝に戻りたい”って思ってたとしてもね
Goのreadabilityで良い経験ができて良かったね。私のは全然違ったから。Javaのはすごく勉強になったよ。Goのはほとんど何も学べなかったし、ずっと時間かかった。結局管理者に”フィードバックくれるかreadabilityくれるかどっちかにして”ってメールしたら取れたんだ。readabilityの概念自体には全面的に賛成だけどスケールして質を高く保つのは難しいね。
Goのreadabilityプロセスは時間かかったね。PythonやJavaは簡単だったのに。Goに慣れてないチームでコード品質を保つ難しさ、全PRをレビューできずAn Incidentが起きた経験。GoogleのシニアにReadability導入を相談したら”絶対ダメ”と反対された。早くコードを終わらせたい人と品質を守りたい人の対立だよね。でも壊れた時の対応は誰かって話だよ。
私も似たような経験があって、最後のC++ readabilityの変更でTitus Wintersだったんだ。彼のコメントの一つに反論しようともしたよ。個人的には本当に分かってる人がお墨付きをくれたって感じがしてちょっとクールだよね。
私はGoogleに2014年から2017年までいたんだけど、Ianが自分の昇進パッケージをどうやったか共有して他の人を助けてたと思うんだ(間違ってたらごめん彼だったと思う)。これはマジで凄かった!
>でもGoogle [sic]は変わったしGoも変わったしコンピュータープログラミング全体の環境も変わった。ここ一年くらいでGoogleのGoプロジェクトにはもう自分が合わないってことがはっきりしたんだ。次に進まないと。<br><br>これ聞くと意外だね。何があったんだろう。この3文省くかお世辞に変えるのは簡単だったろうに。著者がこれをあえて書いたってことは何か重要なことがあるんだろうね。
今のビッグテック(Google含む)は、昔と違ってお金稼ぎが目的で情熱のない人で一杯だ。本当の革新は昔のエンジニアが作ったもの。想像力や型破りな思考がなく、ただ暗記で入ってPIPされたりレイオフされて他の企業へ行く連中。TCかGTFOタイプ。昔のGoogleみたいなスタートアップの方が期待できるよ。
20~30年前は、卒業して稼ぎたいなら銀行とか会計事務所、コンサル狙いだったよね。今はBig Tech(とかスタートアップ)。若い”バンカー”の典型が、今は”Tech”なタイプになってて、AIスタートアップあたりにすぐ現れる感じ。
まあ、今でもソフトでガッツリ稼ぎたいなら、やっぱ金融系狙いだよね。銀行じゃなくて、HRTとかああいう感じ。
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みんな、こういう会社の下っ端ソフトICの給料をめっちゃ大げさに言いすぎ。そこそこは稼ぐけど、投資バンカーみたいに高額ボーナスなんて超ハイスペック社員だけ。株比率が高いから、良い年は悪い年の数倍とかも。Metaで40万ドル稼いでる例を見て全員そうだと思ったり、給料共有サイトの最高の数字を鵜呑みにしたりしがちだよ。
Googleにはいないけど、10年以上前の大学時代は、色んなクールな新製品を作ってて、給料も良いし、勤務時間中に新しいもの開発できる80/20タイムもあるのが魅力だった。GoogleもAppleも2000~2012年頃はマジでイケてた。Metaも似た感じ。こういう会社はエンジニア主導でソフト・技術が重視されてて、プログラマーがコストセンター扱いされないと思われてた。でも、時代は変わるよね。単なる憧れや夢だったのかも。
この話はここ10年くらい繰り返されてる。Googleは2010年代後半の採用増から衰退続きで、2020年の大量採用で優秀な社員が薄まった。平均レベルの低下で、給料も特典も自主性もカット。プロセスは抑圧的、政治的な駆け引きだらけ。俺が10年近く前に辞めた時でも、20%時間でGmail作るなんて冗談だったし、バカPMが縄張り争いで芽を潰してた。今やGoogleはB、C、Dレベル社員だらけで回復不能。Intel、Cisco、IBMと同じ道をたどってる感じ。
みんな、Metaでいとこのおじさんの近所のルームメイトが40万ドル稼いでるの見て、そこの社員全員がそれだけもらってると思いがち。全員ってわけじゃないけど、平均的なL5レベルなら、総報酬でマジで30万ドル超えだよ。確かにその一部は株だけど、最近は会社も安定してるから、昔ほど大きく変動することはないよ。
”俺<faang>に20年いて、今から辞めます”みたいなの読むと、いつも「会社自体の価値がN倍になったおかげで、めちゃくちゃ金持ちになりました。だから、20年も経って、行きたくない時に出勤しなきゃいけない日中の仕事なんて、もう必要ないしどうでもいいです」って意味に変換されるんだよね。
>現実に根差してなかったのかも
いや、現実はかなりあったと思う。 brilliant な同僚がたくさんいてアイデア出し合えたみたいだし、昔はリーダーシップも批判に耳を傾けてたって話。昇進は大変で、20%時間を”賢く”使う必要があった。今のGoogleは数字ばかりで精神的なものが失われた感じ。昔は友達とGoogleで朝食・夕食もできてたまり場だったけど、今は単なる職場みたいだよ。
たぶん経営陣が締め付け始めたんだと思う。どこもそうしてるけどね。もう経営陣は技術的なことわかってないんだよ。
生産ラインならわかるけど、新しいクリエイティブな製品を探してるなら、今後はあまり期待できないね。
他に選択肢ある?給料高い大人が一日中ふざけてるような託児所がイノベーション生むの?いくら金払って待遇良くしても創造性は無理強いできないよ。今のWebは20年、10年前よりずっと成熟してる。新しいキラー製品で埋められる手つかずのニッチはもう少ない。Googleはすでに検索、広告、スマホ、メール、ブラウザ、地図、たぶんAI市場も持ってる。他に征服できる未開拓の何十億ドル市場が残ってる?この池はもう魚釣られちゃったんだよ。だから当然、ほとんどのGooglerは、大した収益にならない新しい無駄なものを作るためにふざけてるんじゃなくて、工場を動かし続ける工場労働者になるしかないんだ。Google&Co.がパイプドリームに何十億も費やす日々は今のところ終わったね。
イノベーションはスタートアップにあるんだ。Googleは広告収入でそれを買うの。みんなGoogleで働くのは、給料が良いしスタートアップよりめんどくさくないからで、新しい何かを発明するためじゃないよ。
テック業界の裏側を説明するのにいつも90年代のWall Streetのたとえを使ってる。俺たちの2008年の瞬間は、社会がAIは富を中間層に残ったものから超富裕層に移動させるツールにすぎないと気づいたときになるだろう。2010年代半ばに、俺は人々が気づき始めたと思ってたんだ、テックバスに石を投げ始めた頃。
Bernieが大統領選に出馬した頃、これは納得いくね、彼は富の不平等を説いてたから。でもなぜかCOVIDの間、テックはみんなの信頼をずるずると取り戻した。
※俺は人道的な理由と、その行動から幹部や社会的な変化がほとんど起こらないという事実の両方から、バスに石を投げることを容認しないよ。でも、それはテクノロジー労働者に対する一般的な感情の縮図として俺には強く印象に残ったんだ。
俺があの口うるさい奴になるけど、現在の生活費だと税引き前300kドルは全然めちゃくちゃな額じゃないと思うよ。
ここ数年、Googleのハイレベルエンジニアがたくさん辞めてるのを見てきた。経営陣からのプレッシャーは増えてるし、信頼感ははるかに減ってる。そして多くのL7+の奴らは、”十分なインパクト”を出すためにAI関係の作業にシフトすることを期待されてるんだ。プレッシャーの増加が、これらの奴らの間で多くの縄張り争いを生んでる。信頼される管理者であるだけじゃなく、関連文書のトップに自分の名前が必要になったから(同僚の名前じゃなくて)。
2023年より前は、俺と一緒に働くL7やL8の奴らがGoogleを辞めるのは、エキサイティングな新しい機会があったか、退職するかのどっちかしか見たことなかった。今は、このレベルで辞めていくほとんどの奴らは、Googleにうんざりして辞めてる。めちゃくちゃだよ。
Ian Lance TaylorやRuss Coxみたいな著名な人(他のコメントでも言及されてるように、この一年以内°に彼らも辞めた)なら、そういうのから比較的隔離されてると思うだろうね。
FAANGで20年働いた人が路頭に迷ってるわけじゃないだろうけど、彼らの経済状況について「不当に裕福」だと予測できるほど詳しくないだろ?給料のどれだけが家賃に消えた?学生ローン金利に?健康問題、育児、親戚の世話に?たぶん投資して損したのかもしれない。まさか旅行を貯金より優先したとか、何かあったのかもしれない。20年働いたってだけで、勝手に大金持ちだなんて決めつけられないよ。
Sundar Pichai、ほとんど輝きのない人物をGoogleのリーダーに置いたとき、彼らが会社をただの金儲けに変えて、元の文化を破壊したいのは明らかだった。
たぶん30-40年前はファイナンスだったけど、1996年にNetscape IPOがあって、学校を出たばかりの誰にでも(当時の俺みたいに)テックが未来で、ファイナンスは15年の支配の後にもう古くて疲れてたのは明らかだった。1997年中頃から2001年中頃にかけてテックへの猛烈なラッシュがあった後、ドットコムバブル崩壊が起きたけど、それもたった2年くらいでまた盛り返した。それは20年前の話だ。
ウェブの最初の10年がファイナンスからテックへ流れを変えなかったと示唆するのは歴史的に間違ってる。
もっと単純な理由があると思うんだ.Googleは採用をめちゃくちゃ減らした.採用が少ないと,自然な成長の機会も少なくなるよね.僕は2021年に入社したんだけど,古いGoogleの尻尾に滑り込んだ感じかな.前はまともなアイデアなら何でもOKだったのに,今は何かやるのにリソースを見つけるのがずっと大変になった.(もちろん,これは他の会社に比べたら全然楽だけどね).会社がちょっと普通の感じに変わってきたんだ.
何か例を教えてくれる?適当にぶらぶらして新しいデータベース作っちゃったとか?
> 採用が少ないと,自然な成長の機会も少なくなる.
IC’s自然な成長の仕方って,より難しい問題を解決して,より大きなインパクトを出すことだよ.ビジネスチャンスにつながるような難しい未解決の問題はいつだってあるもんだ.
Sundarはすごい人だよ,君たちが思ってる方向じゃないだけでね.IEのブラウザ拡張機能開発から,ウェブブラウザ,そして世界で一番影響力のある会社を率いるまでになった.彼が理解してたのは,Googleが数字を伸ばし続けるために必要だったのは,より良い検索じゃなくて,より良い市場獲得だってことなんだ.
それはほとんど神話だよ.こう考えてみて:問題を解決する5人を管理するか,それとも5人かかる問題を一人で解決するか.結局大事なのは問題の規模なんだ(技術的な”難しさ”じゃなくてね).ある特定の専門家が,他の5人の一般人じゃ解決できない問題を効果的に完全に解決できることがあるかって?まあ,あるだろうね.でもそれが一般的なのか?”big tech”じゃそうじゃないね.
MetaのL5だと,平均的なエンジニアで年収40万ドル以上かな.普通の会社から来ると信じられない額だけど,”big tech”じゃこれが普通なんだ.でも,ベイエリアみたいな家が150万ドルもするクレイジーな場所じゃ,全然余裕じゃないんだよね.何十年もこの高収入を維持しないと家計が破綻するリスクもある.MetaでL5の給料をもらうのは大変だし,他の会社より楽じゃないよ.
それバカげてるね.SFの中心部に住んでる高収入のFAANGエンジニアとして,僕は自分の収入の70%以上を楽に貯金できたよ.
2016年にGoogleにいた頃,Golangだけのチームに入ったんだ.初めてのプロジェクトで,新しいサービスを作ってたんだけど,Ianからたくさん可読性の承認をもらったんだよね.一度,いくつかフォローアップのリクエスト付きで承認をもらったんだけど,なんか気づかなくて変更をマージしちゃったんだ.そしたら彼がまた連絡くれて,フォローアップを頼まれた.その時まで彼がGolangのコア開発者の一人だって知らなかったんだ!彼は本当に親切で,そうする必要ないのに,そのことはずっと覚えてる.彼が言語がどう使われてるかを見て,根本的な問題を見つけるためにそんなに時間を費やしたなんて,本当にすごいことだよ.すごく尊敬できるね.
>… GooogleもGoも周りのプログラミング環境も変わったんだ。この1年くらいで、GoogleのGoプロジェクトにもう合わないってハッキリ分かったんだよね。だから、次に進まなきゃいけない。この段落、もっと詳しく知りたいな。Ianが気づいた、マジな変化があったみたいだね。
多分、もっとAIにしろとか言われたんだろうね。”GoコンパイラのエラーにGeminiを追加しろ、さもなきゃ辞めろ”みたいな感じかな。
俺が聞いた話とほぼ同じだよ。彼には(意訳だけど)”このレベルと給料の人には、フルタイムでAIに取り組んでもらうのが期待値だ”って言われたらしい。
悲しいけど驚かないな。USで高給もらってると、この問題はもっと深刻だろうね。役員クラスの技術層が機能してないし、会社のビジョンやロードマップに問題ありそうだ。GoogleがGoをやめるべきとは思わないけど、この規模なら同じスキルを生かせる場所は多いはず。でも大企業だと優秀な人も動きづらくなるのを見てきたよ。辞めるのが正解な時もある。Goを初期から使ってる身としては寂しいけど、こういうものだね。
彼はまさにその技術的な緩衝層の一員だったレベルだね。そしてそれが多分問題なんだ。(注:俺の推測。彼の社内向け退職メッセージは読んでないし、読んでも公開しないけどね)。優秀なL8に守られてるL6なら、SI評価に隠れて、VPと直接関わることもないから、Googleを動かすために必要な、でも目立たない仕事を続けられる。L8/L9レベルになるとVPと直接関わるから、隠れる場所はないんだよ。
特にGoは頭打ちになりやすいプロジェクトだね。Ianのエラーハンドリング提案とかも根本は変えないだろうし、メモリarenaとかも再設計不要とか。個人的にはGoは技術的にフィットするなら最高にいい状態だと思うよ。安定してるしね。でも皮肉にも、関わってきた全員が将来も同じ仕事をするわけじゃないってことかも。優秀なGoチームメンバーは今までもたくさん出入りしてきたし。RussやIanは遅れて去る組かもね。彼らの貢献には本当に感謝してるよ。守ってきた文化はコミュニティにとってプラスになったし、これからのGoはコア言語より標準ライブラリの改善・維持が期待かな。
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SundarがGoogleを完全にダメにしちゃう前に辞めなきゃ。なんて無駄なことか。
LLMで何かが良くなったのをまだ見たことないな。すごい結果も見るけど、ゴミみたいな結果と混ざってる。信頼性は全然低いね。今のひどいPixelカメラアプリも、検索結果も、他の何もかも全部ゴミだ。そのくせ、やったー!って感じで計算リソースを10億倍使うんだろ。
ああ、基本的に何十億ドルも燃やしてゴミを作ってるだけだね。で、次世代のLLMはまたその新しいゴミを食って、さらにゴミを生成し始めるんだ。でもまあ、その過程できれいな写真や面白い動画もちょっとは手に入ったけどね!
うわ、くだらない話だね。これが本当じゃないといいな。俺Googleにいるけど、こんなにひどい状況になるのは見たくないよ。
もしGoogleの中にいる人なら、彼の送別レターでもっと詳しいことが分かるらしいよ。でも本人が詳しいこと公開しないって決めたから、俺も言わないけどね。
それって大きなクラブで、俺たち部外者には関係ない話ってことだね。
なんで詳しく話す必要があるわけ? 公開情報で十分分かるじゃん。独禁法問題とか、短期利益優先のひどいリーダーシップとか、技術会社からMicrosoftとかIBMのパクリみたいになっちゃった変化とかさ。もう業界引っ張る存在じゃなくて、AIトレンドとかに乗ってるだけだし…。ヤバい政府にヘコヘコしたり、「邪悪になるな」とか言ってたのに市民の死を示唆するようなプロジェクト支持したり。コイツはしょっちゅうごまかされたり嘘を押し付けられたりするのにうんざりしてたんだろ。きっとストックオプションの権利確定に合わせて辞めたんだな。
> なんで詳しく話す必要があるわけ? 公開情報で十分分かってるよ。
詳しく話すとしたら、筆者が本当にどう思ってるかだよ。「公開情報で十分分かってる」とか適当なこと言うなって。まず、それって何を意味するかが完全に主観的じゃん。それに、筆者が本当にどう思ってるかなんて俺たちにはまだ分かんないんだから。
> もう業界引っ張る存在じゃなくて、AIトレンドとかに乗ってるだけだし…。
確かに最初のデカいLLM商業化には出遅れたけど、Googleはtransformerを発明したし、今じゃコーディング向けで一番イケてるLLMや、世界で2番目か多分一番ヤバい学習用ハードウェア(自社設計で、今のAIブームより前から開発してずっと良くしてるやつ)を持ってんのよ。
Googleがコーディング向けLLMをリードしてるなんて、俺が2029年のPresident有力候補だって言うくらいありえない話だよ。
ここで聞きたいのは、今のGoogleって2005年頃のGoogleみたいな存在なのかな? もしかしてOpenAIがそう? それともそんな会社もう無い? もっと深掘りするなら、Googleってあの黄金時代としてみんなが覚えてる状態に、いったいどれくらいの間本当にいたんだろうね?
私の考えでは、2005年頃のGoogleはもう二度と現れないし、現れることもできないと思う。あの頃は技術のベースがめちゃくちゃパワーアップした時代で、そこにちゃんと投資できた会社は信じられないくらい儲かったからね。私は2022年にGoogleに入社したけど(そしてもう辞めた)、新入りでもすぐに分かったよ。黄金時代が終わってただけじゃなく、その後の時代ももう終わりかけてるって。雰囲気は「無茶なイノベーションは終わり!でも製品は最高にしよう!」じゃなくて、「何も壊すな、できるとこでちょっとだけ良くしとけ」って感じだったね。
「その時代に創造的に技術投資した会社は計り知れないほど金持ちになった」って?
実際は数え切れないほどの会社が投資したけど、多くが潰れたし、Googleみたいになったのはごくわずかだよ。
時代の背景は重要だけど、Googleが特別だった要因はたくさんあるんだ。
そうそう、技術に投資して潰れた会社なんて数えきれないほどあったよ。例えばiPhoneみたいに後で大成功したものの、まさにその初期みたいなやつに投資してもダメだったりね。成功なんて後から見て初めて分かることさ。
お金だけじゃないんだよ。ちゃんとした技術や製品の判断ができる人が必要なんだ。スマホの例で言うと、Appleがまさにそうだったじゃん。単にお金をたくさん突っ込んだだけじゃないんだよ。
”早起き鳥は虫を捕まえるけど、二番目のネズミがチーズを手に入れる”って言うでしょ。
それって良いことなんじゃない?何百万って人が毎日その製品に頼ってるんだから、無謀にならない方がいいに決まってるじゃん。それは他のとこにやらせとけばいいんだよ。
うーん、もっと複雑な話だよ。
時間が経つにつれて、検索結果みたいに劣化した製品から定期的に少しずつ絞り取ろうとするのは、使う人より金を出す人を優先してるってこと。
他の会社が大胆なリスクを取り始めたら命取りになるよ。
製品から金を絞り出そうとするプレッシャーは、失敗する戦略だってことは、他の歴史ある会社を見てもよく分かる証拠があるんだ。
そんなのもう存在しないと思うよ。
Googleはまさにその時代のユニークな産物で、比較できる同時代のがいないBell Labsみたいなもんさ。
もう存在しないね。
でも、それを築くチャンスはあるよ。
今の時代の会社の課題は技術じゃなくて、文化だと思うんだ。
部外者から見ると、黄金期は2013年か2014年頃には終わったはずだよ。
テック業界の文化は容赦ない資本主義がひどすぎて、もう二度とあんな時代は来ないだろうね。
前は少なくとも、革新しようとか実験しようっていう意欲がある感じだったのに。
今はただ機械に油を差してるだけって感じ。
2014年がテック業界にとって面白かったのは、
・金目当ての大学生がまだ幅を利かせてなかった
・低金利で投資がたくさんあった
・先進国じゃほとんどの人がブロードバンドを使ってた
・先進国じゃほとんどの人がスマホ(LTE)を持ってた
・計算技術(CPUとかメモリ)が成熟してて十分安定してた
みたいな理由があるからだよ。