ホンダ 再利用ロケット実験で打ち上げ着陸に成功!
引用元:https://news.ycombinator.com/item?id=44300102
記事に載せるべきだった動画リンクはこれだよ!
https://global.honda/content/dam/site/global-en/topics-new/c…
そうだね、動画があると話が分かりやすいね。今回のニュースで一番気に入ったのは、HondaがBlue OriginやSpaceXみたいに再利用ロケットのホップ実験に成功したことだよ。SpaceXの”ring of fire”動画は最高だけどね!
でも、ベイエリアで何度も見てきたことがこれでも分かるんだ。SpaceXみたいに”これ、できるんだぜ”って一度示せば、他の企業がお金を出して競争相手が現れるようになるってこと。
Googleで何年か働いてたんだけど、Googleの検索の理解(公開してた)と、それを動かす基盤(秘密にしてた)のおかげで、デザインの可能性が尽きるまでは余裕でリードしてた。それが終わると、Googleは前に進まなくなって、他の会社がGoogleのレベルにどんどん追いついてきたんだよね。
SpaceXにも同じことが起きてると思う。他の会社が再利用ブースターの技術をマスターすれば、SpaceXの打ち上げサービスの独占は弱まる。Googleの検索市場での独占が弱まったみたいにね。Sunがサーバー市場での独占を弱めたみたいにも。SpaceXのイーロンがやらかしたお荷物なしで、他の会社から同等(安くなくてもいい、同等なら)の打ち上げサービスが買えるようになったら、SpaceXはもっと苦しくなるだろうね。
SpaceXが市場のトップに居続けるために、Starshipがどれだけ必要かもこれを見ると分かる。
中にはSpaceXにケチつけてるって思う人もいるだろうけど、断言する、そんなつもりはないよ。SpaceXのエンジニアチームが成し遂げたことは今も素晴らしいし、成功に値すると思う。ただ、いろんな技術トレンドを見てきた人間として、それがどう推移していくかを言ってるだけなんだ。
DECがSunの”オモチャのコンピューター”がサーバービジネスでDECを超えることはないと思ってたのを間近で見たし、United Launch AllianceがFalcon 9を”どうせたいしたことない”って dismissing してたのを見てきたから、SpaceXの競争相手が出てくるのを見るのはまるで予言みたいに感じるよ。
動画リンク分かりやすくてありがとう!でもスケールが全然分からないわw
最初はオモチャのロケットみたいに見えて、遠くから見るとSpaceX並みに大きく見えて、着陸シーンはまた結構小さく見えるんだよね、特に芝生のスプリンクラーと比べると。
でも滑らかな着陸はすごいね!小さいロケットの方が着陸は難しいんじゃないかなと思うけど。
Googleの話(「Googleで何年か働いてて〜追いついてきた」って部分)は、まさに”市場が成熟してコモディティ化する”ってことだよね。
そういう場合、企業は2つのうちどっちかをするべきなんだ。1つは、その市場か関連する市場にお金を投資し続けて優位性を保つこと。もう1つは、投資する先がないなら、株主に配当とか自社株買いで還元して、他の市場に投資してもらうこと。
でも宇宙分野は、まだ開発されてないことがいっぱいあるから、最初の”投資し続ける”の方がものすごく当てはまると思うよ。Starlinkはその分かりやすい例だし、あとは”雲や夜を気にせず太陽光を使えるように、データセンターを軌道に置く”とか、”人間が立ち会うには遠すぎて、通信の遅延が不便な場所で半自律的に作業できるロボットを作る”とか、そういうことになるんだろうね。
やることがなくなる頃には、たぶんStar Trekの世界に住んでるんじゃないかな。
やることがなくなる頃にはStar Trekの世界に住んでるだろう、って?
たぶん、その前に化石燃料の終わりと気候変動の影響が現実になってる可能性の方が高いと思うけどね。
化石燃料の終わりってそんなに退屈かな?Worst caseは原子力に置き換えるだけで、コストも元々化石燃料と同じくらいだし。運が良ければ、安くてscalable なエネルギー貯蔵技術が開発されて、歴史上初めてエネルギーコストが今より安くなるかもよ。
Worst caseが原子力?全然違うって。
原子力だけで、グローバリゼーションに必要な船全部にどうやってパワーを供給するつもり?飛行機は?ロケットは原子力エンジンで takeoff できる?
化石燃料は僕たちが使うエネルギーの80%を占めてて、電気はたった20%なんだよ。その80%の多くは、化石燃料があることを前提に作られた用途(原子力エネルギーでプラスチックとか、それに頼る材料をどうやって作るの?)で、それを他のもので置き換える方法は(まだ)ないんだ。船を電気で動かそうとしてみてよ…
水素だって?石油を置き換えるのに十分な水素を作るには、もっとずっと多くのエネルギーが必要になる。つまり、”オイルがないのを補う方法がない”から、”補うだけじゃなくて、オイルがくれたエネルギーより実際にはもっと多くのエネルギーを生み出すのが僕たちの解決策だ”っていうことになるんだよ。
これ全部、今は大量絶滅の時代に生きてて、地球温暖化の合理的な目標ももう達成できなかった中で起きてることなんだ。だから、そこにたどり着くまでには数十年しかなくて、過去数十年で見てきたのは、問題をもっと悪くしたことだけなんだよ。
動画見てて思ったんだけど、ロケットが打ち上げられたとき、小さい台(risers)の上に立ってたじゃん。着陸したときはその台がなくなってたんだけど、誰か走って取りに行ったの?
背景にCivicとか、スプリンクラーの近くで芝刈りしてるおっちゃんとか、絶対置いとくべきだったでしょwww
他の記事によると、ロケットは6.3メートル(20.6フィート)の実験機らしいよ。
ロケット打ち上げって言うと、頭の中で大きなケムリが噴き出すイメージなんだよね。でも、これ排気口から「クリーン」に見える。何で? 使ってる燃料の性質かな?
他の準軌道ホップ機と比べてずっと小さいね。6.3メートルなら、一番小さいStarhopperは18メートルだったし、Blue Shepherdは19メートル、China’s Hyperbola-2Yは17メートル、Zhuque-3 VTVLテスト機は18.3メートル。2012年のGrasshopperは32メートルもあったし、1993年のDC-Xですら12メートルだったよ。
原子力船はたくさんあるよ。核拡散か世界経済の終焉かの選択なら、俺は前者を選ぶ方にかけるね。
十分な電力があれば、航空ガソリンとかメタンとか、航空宇宙に必要な他の燃料も製造できる。
このビデオだとロケットが1メートルなのか10メートルなのか全然分からなかったのが面白いね。リンクによると実際は6メートルだって。
他のコメントとは裏腹に、着陸場所は明らかに離陸場所と同じだよ。0:09と0:48でスクリーンショットを撮ってみて。間違いなく同じパッドだって分かる。着陸時はカメラが少し左に動いただけだよ。
誰かが走って行って、ライザーを掴んだに違いない。
> 原子力船はたくさんある
原子力大型船と非原子力大型船の比率はどれくらい?
> 十分な電力があれば
現在の電力生産を完全に化石燃料から移行させる話を、しかもその生産量を5倍にして話してるんだよ。そしてこの時点でもまだ今日と同じエネルギー量しか生産してない。でももちろんそれでは足りない。なぜなら石油を置き換えるのに必要なもの、例えば水素を生産するためにそのエネルギーを大量に使う必要があるからね。
今、原子力発電所を建設するのにどれくらい必要?…10~15年?数十年でそれよりも何桁も多く建設する話をしてるんだよ。送電網や、石油で動かせなくなったから再設計が必要なあらゆるものと一緒にね。そして今、石油を使ってるのには理由があるんだ。超高密度で、それより便利なものはない。
そして、それでどんな価値が加わる?何もだ。ただ現在機能してるものを置き換えるだけ。誰がその費用を払う?どこからお金が出る?
そしてこれは、地政学的な不安定さが増していく(豊富な化石燃料へのアクセスが終焉を迎えているのは事実だから。ヨーロッパは2007年からそれを経験してる)状況下でやらなきゃいけない。もちろん、俺たちがそれをやろうと全く考えてない状況下でね。過去数十年、社会として実際には逆方向に加速し続けてきたんだ。
君のシナリオ、本当にどれくらい現実的だと思う?
> このニュースで一番気に入ったのは、ホンダがBlue OriginやSpaceXに続いて完全な「ホップ」を実証したこと
そのリストはもっと長いよ!一番最初のホップは多分McDonnell Douglasが1993年にやったこれだね。https://www.youtube.com/watch?v=e_QQDY7PYc8
あるいは自然な単位で言うと、とても背の高い男が3人、シルクハットをかぶって積み重なった感じかな。(ロケットの6メートルサイズについて)
ロケットのスペックだよ。長さ6.3m、直径85cm、乾燥重量900kg、湿潤重量1312kgだってさ。
日本は何でも小さく作る伝統を続けてるってさ。\s
他のコメントへの返信だよ。
”離陸地点と同じ”って言うけど違うね。このURLを見て。
https://global.honda/en/topics/2025/c_2025-06-17ceng/image_d…
動画3と4で、昇降機の少し離れた所に着陸してるのが分かるよ。同じパッドだけど、違うパッドだって言ってるコメントは私のではない半分だけ。
ホンダは安くて信頼できる車の評判があったよね(最近は知らないけど)。
”ロケット界のホンダ”って響き、良いと思うな、ハハ。
これって軌道に乗せないのに意味あるの?
北米のSUV(Escalade、Navigator)を立てたより少し長いだけだよ。車サイズのロケットって言うのは正確だね。
いくつか理由があるよ。昼間の撮影だから炎が見えにくい。軌道用よりエンジンが小さいから排気も少ない。たぶんハイドロックス(液体水素+酸素)で、これが一番炎が見えにくいんだ。燃焼生成物はほとんど水蒸気だよ。
メタロックス、ケロロックス(RP-1と酸素)、固体燃料ブースター(APCPを燃焼)、非対称ジメチルヒドラジン+四酸化二窒素についても解説してる。
ちょっと混乱してるんだけど、ほとんどの車は3mより長くないよ。このロケットは6.3mだ。もしかして本当に6m以上のSUVがあるの?
一度やればできるって分かれば、Berklee College of Musicの卒業生でさえできちゃうんだ。
BPS.space
https://www.youtube.com/watch?v=SH3lR2GLgT0
ロケット再利用は垂直着陸自体より、大気圏突入や迅速な再利用、ペイロード最適化との両立がすごく大変なんだって。SpaceX以外でブースター回収できたのはRocketLabだけ(海に落としただけだし、完全な再フライトはまだみたい)。BlueOriginは着陸もできてないし、ULAやArianespaceは全然だよ。
ホンダはロケット打ち上げの競合じゃないし、たぶん今後もそうならないと思う。日本には別の国のロケットもあるしね。BlueOriginは競合になるかもだけど、SpaceXみたいには全然稼いでないし、お金垂れ流してる感じ。RocketLabはSpaceXに次ぐ2番手を目指すだろうけど、技術的なリスクもまだあるみたい。
今んとこSpaceXが一番速くて、Falcon 9やFalcon Heavyには今後10年は誰も追いつけないんじゃないかな。Starshipは打ち上げ市場じゃなくて、SpaceX自身の人工衛星コンステレーションのために必要なんだって。
日本語とか日本の文化は詳しくないけど、ホンダって名前、ブランド以外にも意味があるかもね。venere.itの記事によると、「本(hon)」は「起源」とか「根」、「田(da/ta)」は「田んぼ」とか「田地」って意味なんだって。農業やってた土地に関係する家系って感じかな。昔の日本の農村社会では重要だったみたい。
P&Gとかどうよ。深い意味があるように見えないでしょ?多分ホンダって名前も、日本人にはそんな感じに見えるんだと思うんだ。日本の会社で深い意味がある名前って、僕が知ってるのだとマツダかな。アフラ・マズダに由来してるんだよ。
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>Toyotaも見てみて。
Toyotaの創設者はKiichiro Toyoda(d付き)で、会社は元々創設者の名前を取ってToyodaだったんだ。Katakanaで字画が良い(8画で縁起が良い)とか、日本語での意味が良い(Toyodaは農家の名前で、会社は農業と関連付けられたくなかった)とかで、後でToyotaに変えられたんだよ。
同じように、Mazdaは創設者Matsudaから来てるけど、最初の自動車が生産された時にMazdaに変えられた(Mazda-Go)。公式にはAhura Mazdaっていう神様から取ったって言ってるけど、国際市場向けにアピールするために変えたって広く推測されてるんだ。日本語は話せないけど、日本の人がまだMazdaをMatsudaって発音してる動画をいくつかSNSで見たことがあるよ。
Mazdaも創設者の名前から来てるんだよ: https://en.wikipedia.org/wiki/Jujiro_Matsuda
英語と日本語の発音は全然合わないから、コミュニケーションをややこしくするんだよね。ToyotaとかMazdaとかmuRataとか全部そうだよ。Matsudaは日本語ではいつもMatsudaだけど、Mazdaって綴ればmatt-sudahとかmar-TSOO-dahみたいなややこしい発音を全部スキップできる。Mazdaは短くて十分近いんだ。Isuzuは残念ながらyee-zoo-zoo問題があるけど、舌には馴染まないし、今となってはどうしようもないね。
“メインファーム”、“リッチファーム”、“パインファーム”、“ベルツリー”、“サンフィールド”、“リバーケープ”、“フィフティベルズ”、全部ただの名字なんだよ。普通の名字より特に畏敬の念を起こさせるものなんて何もないね。
なんで最近は再利用ロケットが簡単になったの?チップのCPUが速くて、細かい制御がすぐできるからかな?
概念実証だね。できるって分かったら、やるのはずっと簡単になるもんね。
この分野の専門家として言うと、エンジン技術、制御アルゴリズムの成熟、そしてSpaceXの挑戦の結果だよ。
特に制御アルゴリズムについては「Lars Blackmore」「GFOLD」「Mars Landing」を検索してみてね。シミュレーションやセンサーも役立ったけど、主因じゃないよ。
それはお金の問題だよ。
できると分かって市場があれば資金は集まりやすい。
SpaceXは自社サービス用に大量に打ち上げるから投資の理由になるんだ。
競合が少ないのは市場が小さいからで、SpaceXは公的資金でリスク取れたから成功したんだ。
深いスロットリングの進歩について、もっと詳しく教えてくれる?
心理や政治も邪魔してたんだ。
スペースシャトルは問題が多く、再利用よりSSTOなどに拘った過去の試みは失敗した。
SpaceXの第一段再利用戦略は、実は昔から賢明だと言われてたんだよ。
Saturn Vベースのブースター案もあったけど、シャトルに固執したんだね。
詳しくはここを見てね→https://en.wikipedia.org/wiki/Single-stage-to-orbit https://en.wikipedia.org/wiki/Strategic_Defense_Initiative
「できると気づいた」ってこと?
4分間1マイルみたいに、一度できれば「可能だ」って認識が変わるよね。
Orbiterみたいなリアルなシミュレーターがあるのが大きいね。
→(無料オープンソースだよ: https://github.com/orbitersim/orbiter)
今はハードウェアが大変で、ソフトは解決策がたくさんある。
昔はシミュレーターもPCも貧弱で、パスをハードコーディングするしかなかったんだ。
SpaceXは公的資金をたくさん使って、とにかく試しまくった感じだね。これは政府が自己保険だったから、高いリスクを税金でまかなえたんだと思う。技術が成熟したら、民間でも受け入れられるくらいリスクが低くなった。これは別にSpaceXを悪く言ってるんじゃなくて、リスクの仕組みの話だよ。
SpaceXは「できるんだ!」って示したけど、働く場所としては最悪だから、優秀な人たちはもっと楽で稼げるとこに行っちゃうんだよ。Blue OriginとかDC-Xが先にやってたとか言われそうだけどね。
SpaceXは製造改善も挙げてるって聞いたことあるんだけど、材料科学とか、あんまり特殊じゃない部品の調達についてはどう思う?
なんで低評価が多いのか、逆の意見を聞いてみたいな。僕からすると、リスクの仕組みはすごく明確だよ。政府の大規模契約があるまで、SpaceXへの民間投資はほとんどなかった。技術が成熟するまでは、政府以外の組織にはリスクが高すぎたんだ。
今回のホンダの成果って、相対的に見てそこまで大したことない気がするな。小さいロケットが上って降りてきただけだし、100倍も重いものを軌道から着陸させるのとは全然違うでしょ。
業界の人じゃないけどさ、ロケットって重さの90%くらいが燃料なんだ。着陸するには、タンクがほぼ空の時に推力を10分の1以下に絞れないといけない。エンジンを止めるだけじゃダメで、一番の問題は燃焼の安定性なんだ。低推力だと燃焼が不安定になりやすい。流体シミュレーションが進歩したおかげで、今は推力を5%まで絞れるようになったんだよ。製造技術も良くなったしね。この安定性が増したおかげで、ロケットの制御自体もずっと簡単になったんだ。
Muskが自分で「これできる!」って気づいたのかな? それとも、エンジニアにお金払って、彼らに「これできる!」って気づかせたのかな?
それが原因だとは思わないな。高度なシミュレーション技術は何十年も前から業界にあるし、ツールの多くは一般公開されてないんだ。それと、開発で使うオフラインのコンピューターと、実際にロケットに積む機上のコンピューターは違うって区別する必要もあるね。機上コンピューターは昔は制約があったけど、制御アルゴリズム自体はシンプルなんだ。難しい設計や最適化は、R&D段階でHPCを使ってやってるんだよ。
スペースシャトルはいろんな意味で間違ってたよね、特に「ピックアップトラック」(多目的)にしたのがダメだった。もし国防総省の横方向への移動距離の要求がなかったら、STS(スペースシャトルシステム)はどうなってただろうね?
SpaceXは再利用やStarlinkの開発に政府のお金を使ってないんだ。Falcon 9の開発より費用がかかったくらいさ。Starlinkも同じ。これはConcordeじゃないよ。
というか、SpaceXだって90年代に再利用ロケットの実験があったから、できるって知ってたんでしょ。
その通りだけど、ポイントはそこじゃないんだ。再利用できるように設計したのはすごいよ。でも、初期段階では民間のお金はほとんどリスクを取りたがらなかった。やっぱり政府が進んでリスクを負ってくれたからこそ成り立ったんだ。高いリスクのある新しい産業が成熟して、リスクの低い産業になっていくには、それが普通のやり方なんだよ。
ってことは、シミュレーションのおかげで制御ソフトとかノズル設計が良くなったってことかな? CFDが車の空気抵抗を効率的にするみたいに? シミュレーションが実際のロケットの動きをどう改善するのか、どう繋がるのか知りたいな。
例えばさ、4-minute mileを見てみてよ。
SpaceXが自社の衛星を大量に打ち上げるようになる前でも、ビジネスモデルはロケットじゃなくて打ち上げ自体を定額で売る形だったんだ。だから、ちょっとした改良で打ち上げコストが5%でも減れば、それが全部会社の利益になるから、細かい改良を進めるモチベーションがあったんだよね。
Dragon 9は保守的で面白みのない技術がベースだったけど、再利用可能になる前からコストが最適化されてて、そこに再利用性が加わったから競争相手をぶっ潰せたんだ。
実際、Starshipだって面白くない。「壁に投げつけて、うまくいくか見てみる」っていうのは、たくさんのぶっ飛んだことを試すんじゃなくて、低リスクや中リスクのものをたくさん試すってことなんだよ。例えば、Space Shuttleの熱タイル開発は信じられないくらいお金がかかって、しかも維持するのもものすごく高かった。人命がかかってるから変えられなかった。
Starshipなら、90%で十分な熱保護システムを作って、それを100%にするために少しずつ変更できるし、さらに重量とか再利用のスピードとか最適化もできる。もし燃えちゃっても、完成するまで宇宙飛行士は乗らないから、お金だけの損失で済むんだ。
あと、SpaceXってエンジンの出力調整(スロットリング)しないで、オン/オフだけで再利用したんじゃなかったっけ?
それもあったね…Vandenbergからの打ち上げ計画が結局ダメになった件とか。あの「二重使用」ってのは、ソ連をビビらせるのには役立ったけどさ。
まだ軌道からエンジンの噴射だけで着陸させた人はいないよ。(Dragonはバックアップとしてできるらしいけど、実際にやったことはない。)
ロケットを回収するのはそこまで難しくないけど、宇宙に行って、しかも儲かる再利用ロケットを作るのは難しいんだ。今回の(ホンダの)は宇宙に行かないし、お金も稼がないし、再利用できるのかもまだ分からない。
ほとんどの打ち上げ会社はロケットを使い捨てにして償却してるけど、それも毎週打ち上げてるわけじゃないからね。着陸したロケットを整備するのにどれだけ人件費や部品代がかかるか分からないけど、新しいのをずっと作り続ける方が安いかもしれない。
…この意見に対してどう言うかは分かってるでしょ?どっちの方が正しいのか、今はみんなで確かめてる最中なんだよ。