実はNGだった!リンクテキストにここをクリックを使うべきでない理由(2001)
引用元:https://news.ycombinator.com/item?id=44442473
アクセシビリティの視点から考えるとさ、目の見えない人向けのスクリーンリーダーはページの情報を線形に読むわけ。でも、そこから抜け出すために、ヘッダーとかリンクのリストに元の文脈とは関係なくアクセスできる機能もあるんだ。もし全てのリンクが「ここをクリック」ってラベルだったら、そういう非線形なアクセスが実質できなくなっちゃうんだよ。
どうやってそれができると思う? 周囲のテキストを読むの?それともURL? それじゃ説明的なアンカーテキストより全然ダメな体験になるってば。macOSのVoiceOverとかで、今どんな動きをするか今すぐ試してみなよ。
もしリンク全部が動詞なしでただの「Amaya」だけだったら何が何だか分かんないよね。だから「get Amaya」とか「go to the Amaya website」は全然良いと思うな。あと、github.ioなのにsourceforgeみたいなマルウェアサイトから実行ファイル引っ張ってくるダウンロードボタンとかはマジで最悪だよ、wxMaxima見てんぞ。
たった4つのHTML属性を知ってれば(1)(2)(3)(4)、任意のHTML要素に説明的なラベルを追加できたのにね…。
1. https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/HTML/Reference/…
2. https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/Accessibility/A…
3. https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/Accessibility/A…
4. https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/Accessibility/A…
それらが全てのブラウザ+スクリーンリーダー+言語の組み合わせで同じように動いてくれればいいんだけどね、残念ながら現実はそうじゃないんだ。
だからさ、そういうユーザーエージェント(ブラウザとかスクリーンリーダーとか)が自分たちのシステムを直すべきなんだよ。ヤバい考えだって分かってるけどね。
Go to the Amaya Website は完璧に良いでしょ。正直、このw3.orgの記事が何を言いたいのか全然分からん。ウェブサイトはウェブサイト。ダウンロードはダウンロード。適切な言葉で呼ばないからって、仕組みが“抽象化される”わけじゃないってば。
彼らは間違いなく直すべきだね。でも、それはすごく大変な投資になるから、少なくともJAWSとVoiceOverはきっとWCAG 3.0まで待つだろうな。NVDAはオープンソースだから手伝ってあげても良いかもね ;-) それより大きな問題は、いろんなプラットフォームやブラウザ、多種多様な入力デバイス(視線追跡から吸う・吹くジョイスティックまで)に対応するソフトウェア開発がめちゃくちゃ複雑だってことだよ。ユーザーは互換性のために複数のスクリーンリーダーを使い分けてたりもするんだ。
要はさ、一部のサードパーティ製ツールがゴミなのは俺たち(ウェブ開発者)の責任じゃないってことなんだよ。それって、ユーザーの1%も使わないような変なブラウザのためにサイト全部設計するようなもんでしょ。もちろん、障害のある人に対応するのは必要だけど、まずアクセシビリティソフトがちゃんと動くか確認するのが最初の一歩だろ。
この記事の前提はちょっと古いんじゃない?だって、ウェブのアクセシビリティって今や世界中、特にアメリカやEUでは選択肢じゃなくて必須なんだよ。アメリカにはADAやSection 508っていう法律があるし、EUにはEU Web Accessibility DirectiveやEuropean Accessibility Actがある。これらでウェブサイトとか公共サービスが障害のある人でも使えるようにって定められてるんだから。
アクセシビリティの専門家と何年も一緒に仕事して分かったのは、スクリーンリーダーってほとんど使い物にならないクズだってこと。手動で操作しないとダメなんだ。全然気の利いたことはしないし、言われたことしかやらない。正直言って、AIで改善する余地はめちゃくちゃあると思うんだけどね。
じゃあ、法律を変えるか、FOSSソフトウェアを変えるか、それか今できる唯一のこととして既存のa11yソリューションで一番うまく動くようにウェブサイトを実装するか、だね。現実的には最後の方法しか無理そうだけど。
面白いのはさ、どういうわけかスクリーンリーダーがクソなのに、それを直すんじゃなくて、ウェブサイト作る開発者みんなが責任負わされてる状況になっちゃったってことだよ。
1995年から2002年頃のウェブってこんな感じだったよね「最新ニュースを見るにはここをクリック」「カタログ請求はここをクリック」「取締役会議事録はここをクリック」「製品資料はここをクリック」…フィードバックはここをクリック、電話するにはここをクリック。混乱した人はここをクリック、期待通りだった人はここをクリック。訪問者数はここをクリック。
良い面としては、Web 2.0以降のスカスカなデザインと違って、当時はマジで役に立つコンテンツがウェブ上にあったんだよ。
これって「Amaya website」みたいなフレーズ自体が間違ってるって言ってるんじゃなくて、ハイパーテキストでリンクをどう書くべきかを示してるんだと思うんだよね。今どき、こんなスタイルに従う人はあんまりいないだろうけど、彼らが目指してることは理解できる気がする。技術的な詳細(クリックなのかキーボード操作なのか、印刷されるのかとか)に依存しない文章にしようとしてるみたいだね。
アクセシビリティ考えてサイト作るのも良いけど、Web開発者みんながそんな時間かけなきゃいけないのはおかしいよな。スクリーンリーダーがひどいから、少数のスクリーンリーダー開発会社じゃなくて、Web開発者に責任が押し付けられてる気がする。
これを解決するテクニックはこれだよ:
https://www.w3.org/WAI/WCAG22/Techniques/html/H33
https://www.w3.org/WAI/WCAG22/Techniques/css/C7
でも最初のやつがどれだけスクリーンリーダーでサポートされてるかは知らない。
(編集:リンクをWCAG 2.0から2.2に更新したよ)
ループの中にループは作らないし、確保したメモリはちゃんと解放するし、ariaタグも付けるよ。別にそんな大したことだと思わないな。普通の仕事の一部って感じ。
>周辺のテキストを読むことで
そうそう、もしくはテキストを要約して、リンク先が何なのか説明することもできるよ。
UIをテーブルでレイアウトしたぐちゃぐちゃなHTMLで出したり、CMSの壊れたXHTMLごちゃ混ぜてページ作ったり、CSSやminifyしたJavaScriptで見た目だけ入力欄やボタンにしたり、テキスト選択させないようにしたり、タブ順やキーボードショートカット、alt属性気にしなかったり… こんなサイトを人間みたいに解釈できないからって、なんでスクリーンリーダーが”クソ”なんだよ?標準化されたアクセシビリティインターフェースに合わせてコード書くのが、なんで恥ずかしいことなの?データベースやファイルシステム、グラフィックスのインターフェースに合わせてコード書くのは恥ずかしいの?
皮肉なことに、アクセシビリティツールを、それが必要ない人たちにとってもっと分かりやすくする方法を見つける必要があるんだ。ツール自体を変えるって意味じゃなくて、スクリーンリーダーがどう動くかを理解しようとしない人たちのために、視覚的にこれを示す方法がきっとあるはず。
>周辺のテキストを読むことで
そうそう、ARIAタグが提供されてない場合はね。リンクが単に”クリック”、”ここをクリック”とかだけだったら、それをチェックするヒューリスティクスを持つのって、別にロケット科学じゃないでしょ?その場合、文全体を読めばいい。ほとんどの場合、ちょびっとの労力で99%以上うまくいくように思えるよ。リンクの機能が、そのテキストだけで直接導き出されるべきだ、っていう期待は無いし、持つべきでもないね。
なんでそれが必要なのか考えずにただやってるだけなら、それって…変だよ。ここで挙げられてる例のうち二つには、なんでそれが必要なのかちゃんとした理由がある。三つ目の理由は、スクリーンリーダーがダメだから。
俺の目も検索エンジンもLLMも全然問題なく「ここをクリック」を処理できるじゃん。スクリーンリーダーだけがおかしいんだよ。しかもあれ、もう10年以上進化してないし。
記事に全く同意できないな。「Amayaをダウンロードするにはここをクリック」は超分かりやすいだろ。「Amayaを入手!」はダウンロードじゃなくAmayaのサイトへのリンクに見えるし。「Amayaについてもっと知りたい」は「もっと知りたい」がリンクされてないしひどいよ。ウェブの慣習的な「ここをクリック」とか「Amayaをダウンロード」は全然良いよ。リンクはアクションを示す動詞であるべき。特に「ここをクリック」は単なる参照リンクじゃなく、アクションリンクだって明確にしてくれるんだ。
スクリーンリーダーを使ってみなよ。リンクをタブ移動すると「ここをクリック」しか聞こえないんだ。役に立たないよ。検索エンジンを構築する側から見ても、「ここをクリック」なんてインデックスに何の役にも立たないだろ。「Amayaをダウンロードするにはここをクリック」みたいにリンクになってるならまだしも、「ここをクリック」だけだと色々な文脈で区別がつかないんだ。
いつからアクセシビリティがアクセシビリティを下げるようになったの?アクセシビリティのために改善するのは大賛成だけど、最低レベルのスクリーンリーダーをサポートするために全体を悪くするのは違うと思う。もしユーザーの行動を変える必要があるなら、aria annotationみたいな方法を提案した方が良いんじゃない?
リンクはクリックするためのものだ。「ここをクリック」は余計なノイズだよ。
この件で一部の開発者といつも喧嘩になるんだ。ユーザーはバカで、不自由で、ビビりな動物だから、はっきり説明しないと何すればいいか全然分かんないんだ。「ここをクリック」は余計なノイズかもしれないけど、必要な(時も)あるんだよ。
ごめん、サイトをSEOのために設計すべきなの?それとも検索エンジンがちゃんと文脈を理解すべきなの?
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それはスクリーンリーダーとか検索エンジンの問題だよ。スクリーンリーダーが「ここをクリック」みたいなリンクを見つけたら、そのリンクが含まれる文全体を読むようにするヒューリスティックを入れるとか、aria-labelがあればそれを使うとか、めちゃくちゃ簡単じゃん。検索エンジンもページ全体の意味を推測するの得意だしね。検索エンジンのためにリンクテキストを変えるつもりはないよ。
検索エンジンとかウェブサイトなんて、これからLLMに取って代わられるんだから、この議論自体もうどうでもよくなるんじゃない?
大体同意かな。ただ言葉の問題で、サイトによってはもうほとんどのユーザーは「クリック」じゃなくて「タップ」してるから、「ここを見て」みたいな表現の方がより普遍的かもね。
「Download Amaya」っていうリンクテキストが、あなたのシナリオだと一番理にかなってるよ。「Amaya」だけとか、「click here」だけとかは、どっちもリンクをクリックしたらソフトがダウンロードできるってのを十分に伝えてない点で同じくらいダメ。
UIが「tap」と「click」の使い分けで騒いでるのを見て、俺だけがおかしく思ってるの?「click the X button」って書いてあるの見て、混乱してスマホにマウス繋ごうとした人なんて、これまでにいた?
ここでの問題は、スクリーンリーダーがリンクテキストしか読まず、その周りの文脈を読まないことなんだ。この場合、W3Cが提案してる正しい例ですら、「Amaya」って読まれるだけで、ほとんど役に立たないんだよね。
俺は「click here」リンクがすごく嫌いなんだ。だって、リンクを探すとき、ページのリンクになってる単語だけを読んで、興味のあるリンクを見つけたいから。「Download Amaya」は素晴らしいリンクだと思うよ。「Amaya」だけ(Amayaの情報ページに繋がるなら別だけど)とか、「click here」はダメ。
HNのスレッドだけ読んでたら、ユーザーの95%はスクリーンリーダーでWebを見てるって思い込んじゃうだろうな。何かUI関連のことが議論されてたら、「screen reader」でCtrl+Fすれば必ず見つかるくらい、お決まりになってるんだ。
ドキュメント中心のアプローチだとハイパーリンクって手に入らないんだ…あなたはリンクをアクションって思ってるけど、違うんだよ。アクションはアプリケーションのもの。あなたはドキュメントを読んでるんだ。リンクはメタデータだよ。「脚注」みたいなもんだと思って。覚えておいて、あなたはアプリケーションを使ってるんじゃなくて、ドキュメントを読んでるんだ。
Aria tagsなんて、良いアンカーテキストより開発者がちゃんと使うと思う?私たちのほとんどは人生で一度もAria属性を書いたことないよ。でも、「click here」をアンカーテキストに使ったことは20年間ないね、だってこういう理由でダメだからさ。
もしあなたのユーザーがWebブラウザを使ったことが全くなくて、デスクトップでマウスを使ってるのが絶対確実で、スマホは一生使わないし、もし使ったら意図的に混乱させたい、ってんならこう書けば?「Click this hypertext link: <a href=”more-info.html”>More Info</a>」。デバイス固有の操作指示はリンクの外に出して、リンク自体は「何にリンクしてるか」を言わせろ。物理的な操作方法じゃなくてね。とにかく、スマホのタッチスクリーンはクリックしない。「click here」って言うのは、フロッピーディスクを保存アイコンに使うのと同じことだよ。もちろん同じ理由で「touch here」って言うのもダメ。デスクトップの画面をタッチしても、タッチスクリーンじゃない限り動かないし、タッチスクリーンは珍しい。それがポイント。「click here」や「touch here」って言うのが常に間違ってる理由だよ。
WCAGレベルAの成功基準でもはっきり書いてるんだ。「各リンクの目的は、リンクテキスト単独で、またはプログラムで判別可能なリンクの文脈と一緒に、ユーザー全般にとって不明瞭でない場合に限り、判断できること」。https://www.w3.org/WAI/WCAG21/Understanding/link-purpose-in-…
スクリーンリーダーに単語一つだけ読み上げられるのは、この基準を満たさないと思うね。
個人的には「ここをクリック」が一番使いやすい、って思うよ。
コピペする時に誤クリックしたくないし、テキスト選択したり読むのを簡単にしたいんだ。
HTMLナビゲーションは意図してやりたいことで、事故りたくないから。
Amayaの例も、ダウンロード前に情報収集するのはOK、って思うよ。
これ同意だわ。
「Amayaをダウンロードするにはここをクリック」の「ここをクリック」って部分、リンクになってるってだけで意味は伝わるよね。
フロントエンド開発するなら、アクセシビリティやスクリーンリーダーの知識は絶対必要だよ。
簡単なミス防げるし、顧客や会社のアクセシビリティ問題に取り組むならさらに大事だからね。
引用文の「programmatically determined link context」が大事だよ。
君がリンクしてる例を見てみなよ、1、2語しか読み上げられない例もあるんだから。
でも、それを解決するテクニックはあるよ。
https://www.w3.org/WAI/WCAG22/Techniques/html/H33
https://www.w3.org/WAI/WCAG22/Techniques/css/C7
リンクは数単語より長い方がいいと思う。
「click here」みたいになるのは、短いリンクエリアに慣れてるからだね。
文章全体をリンクにするのはariaと基本同じだし、例の場合はそうするのが良い。
スクリーンリーダーでリンク全部読ませると「click here」が問題になる。
リンク範囲を広げるとか、アクセシビリティツール使う人も見やすい人も両方最適化するのが大事だよ。
記事の「ユーザーがwebブラウザ初心者でマウスしか使わない前提なら…」って話。
スマホ使ったことある? スマホでできる操作は「クリック」だけだろ。
「スマホのタッチスクリーンはクリックしない」って言うけど、辞書を見ると違う意味もあるし、「click here」はユーザーへの指示だからスマホの音は関係ないよね。
「Click here」より良いのたくさんあるだろ。
「Visit our site」、「View Results」、「Download File」、「Next Page」とかね。
「Click here」はただの手抜き。
ボタンの目的ちょっと考えれば良いテキスト思いつくはずだよ。
記事の投稿者がそれについて説明してたじゃん。
スクリーンリーダーがリンクテキストだけ読んで、周りの文脈を読まないのが問題だってね。
まず投稿者のコメントを読んだら?
明確さとかアクセシビリティだけじゃなくて、Webページが「ドキュメント」だってことが大事なんだよ。> リンクは絶対動詞であるべき
って言うけど、リンクは「取得」を暗黙に含んでるんだよ。ボタンは「投稿」を意味してる。HTMLでもっと色んな動詞示せたら最高だね。
> > Get Amaya!> それ…どうやってAmayaを手に入れるか教えてくれないじゃん。
って言うけど、そうじゃなくて、それは読者に行動を促すドキュメントの役割なんだ。ドキュメントってのは読者にやり方を教えたり、行動を促したりするものだよ。クリックってのは、ある時点の技術の遺物でしかないんだ(ぶっちゃけ、今どきはスマホ使ってる人が多いから、クリックじゃなくてタップしてるんじゃないかな)。
アプリをダウンロードしてほしいだけなら、全体をリンクにしちゃうのが個人的には一番分かりやすい選択肢だと思うよ。でも、ソフトウェアのリストがあって詳細とか色んなリンクがある場合は、そううまくはいかないね。
リストで「ここをクリック」で「V 16.23.4」をダウンロード、みたいな感じで、情報のリンクとダウンロードを開始するリンクが別々になってる場合は、特に情報ページにもダウンロードリンクがあれば大丈夫だよ。
イギリスのGovernment Digital Servicesも、アクセシビリティガイドラインで似たような推奨してるよ。[1]はそこへのリンクね。
[1] https://design.homeoffice.gov.uk/accessibility/links
このサイトやガイドライン、最大限にアクセシブルなコンポーネントやWebデザインの参考としてしょっちゅう見てるよ。マジで良いね。一番きれいってわけじゃないけど(フォームとかに太い黒や黄色の枠があったり)、アクセシビリティはデザインよりずっと大事だよ。
> accessibility trumps design
良いデザインってのは、そもそも自然にアクセシブルなんだよ。そうじゃないなら、それはただのキラキラした自己満足に過ぎないね。
いや、必ずしもそうじゃないよ。例えば、階段の良いデザインだって、誰もがいつでも使えるわけじゃないし、全ての場合に代替手段があるわけじゃない。アクセシビリティって常に相対的なもので、0か100かの状態じゃないんだ。完璧じゃなくても、ほとんどの人にとってより良い解決策を、「全ての人にとって良くならないから」って理由で拒否するのは、バイナリ思考だよ。
理論的にはそうなんだけど、実際には典型的な専門デザイナーってのは、アクセシビリティを犠牲にしてでも他のことを最適化しがちだよ。でも、そう、一般的に言えば、良いデザイナーならアクセシビリティも含めて全ての要素を考慮するはずなんだ。ただ、「Webデザイン(ナー)」って言葉が実際に意味するところは、アクセシビリティを最適化してないことが多いんだよね。
ああ、「ユニバーサルアクセシビリティ」っていう考え方の落とし穴だね。アクセシビリティのためにやることが、全ての人にアクセシブルにするわけじゃないし、アクセシビリティが「良いデザイン」と必ずしも関連してるわけでもないよ。もちろん両方を目指して、アクセシブルな解決策を求めるべきだけど、電気のスイッチを低い位置にしたり、スーパーの駐車場にあるボコボコしたコンクリートのパッドが、みんなにとってより良いわけじゃないってことは知っておくべきだね。
UK政府の推奨は全然違うよ。W3Cはこう言ってる:
Get Amaya
Read more about Amaya
UK政府はこう:
Get Amaya
Read more about Amaya
こっちの方がずっと筋が通ってるように見えるけど、文脈で使うと別の問題があるんだ。個人的には、どっちも2つの違うユースケースを混同してると思う。リンクは文中のインラインでよく使われるよね。W3CとUK政府が言ってるのは、インラインよりアウト・オブ・ラインのボタンで対応した方が良いユースケースだよ:
[Download]
[Documentation]
でも、文中のハイパーリンクのユースケースだと、どっちもダメな気がする。具体的な例で言うと、次の文をどう書き直せばいい?
PiPedalはRaspberry Piで動くギターエフェクトペダルです。PiPedalをダウンロードするには、ここをクリックしてください。
ドキュメントを読むには、ここをクリックしてください。
objectionsは分かるよ。でも修正案は受け入れられないね:
PiPedalはRaspberry Piで動くギターエフェクトペダルです。Pipedalを取得します。ドキュメントを読みます。
ありえない。これは何て言えばいいんだろう? 文法的に間違ってるっていうか? 何であれ、これは英語として自然じゃないね。
PipedalはRaspberry Piで動くギターエフェクトペダルです。
PiPedalをダウンロードするには、ダウンロードページをご覧ください。
Pipedalについて詳しく知るには、ドキュメントをご覧ください。
たぶん、これかな。これは実際に僕がドキュメントで使った文章だよ。でも、個人的な経験から言うと、「ここをクリック」を名詞化するのってすごく難しいんだ。
Ubuntu Serverのインストールではこの問題はないけど、
Ubuntu Serverのインストールを選択する前に、
「Installing on Ubuntu」ページのUbuntu Serverセクションを読むべきです。
ここで疑問に思うのは、「ここ(here)」を参照されるコンテンツの代名詞として使うのが、一体何がダメなんだろう? このユースケースでは、実際のアクセシビリティ問題はないんだ。だってリンクは文脈の中でインラインにあるし、クリックしたときに何を期待すべきか、全ての文脈情報を提供してるからね。
そして、一番最初の例(記事のリード文)では、簡潔さが大事なWebページのリード文から来てるんだ。
PiPedalをダウンロードするには、ここをクリックしてください。
これって本当にアクセシビリティ問題なの? 特にそのすぐ上に
[ Download ][ Documentation ]
ってボタンがある場合。ここで本当に重要なのは、ダウンロードページに何回人が来るかっていう実際の指標だよ。その観点からすると、次の文章の方が良いかどうか、僕の心には大きな疑問があるんだ。
PiPedalをダウンロードするには、ダウンロードページをご覧ください。
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PiPedalはRaspberry Piで動くギターエフェクトペダルです。
PiPedalをダウンロードできますし、
PiPedal documentationで詳しく知ることができます。
PiPedalってRaspberry Piで動くギターペダルなんだって。
*Download PiPedal* とか *PiPedal documentation* みたいにリンクする例だよ。
フォーマット直すのめっちゃ大変だった!
記事の「accessibility issue?」とかボタンの話だけど、視覚的に見てないと文脈が分からないよね。
「To download PiPedal, click here.」よりも、*Download PiPedal* now! とか To *download PiPedal*, visit the Download Page. みたいにするのがいいかもね。
記事がダメって言ってた例
(リンクテキストがAmaya_Websiteのやつ)
個人的にはそっちの方が好きだな。
「Amaya」だけだと、ダウンロードページなのかファイルなのか、外部か内部か分かりにくいからね。
リンク先が外部かファイルかっていうのは、アイコンで示すのが好きだな。
ファイルの拡張子でも分かるようにできるかも。
アイコンはスクリーンリーダーじゃ分かんないよ。
代わりにaria-describedbyとかaria-labelledbyで「external link」みたいにテキストを追加してね。
aria-labelはうまくいかない場合があるから気をつけて。
外部リンクかどうかは、Wikipediaとかが使ってる小さいアイコンで解決済みだよ。
昔からリンクは名詞、つまり場所を指すものって思ってたんだ(年かな?)。
動詞じゃなくて名詞にリンクするのが自然だよ。
「go to」とか「follow this link」みたいな命令形も苦手なんだよね。
同意!ダウンロードみたいに何かアクションするリンクでも、それは”a download”とか名詞と考えれば納得できるね。
「命令形(Imperative)」は、チュートリアルとかハウツーページで使うのが適切なんじゃないかって意見だね。
「ここをクリック」は、きっと俺が死ぬまで譲れないネット上の主張だな。呼びかけ(call-to-action)は別として、「here」って単語だけをリンクにするのは、作者がハイパーテキストって媒体を全然分かってない大失敗だよ。「click here」はまるで「舞台指示(stage direction)」がそのまま残っちゃったみたい。多くの作者は、ハイパーテキストの文脈で文章を書かないんだ。Markdownみたいなリンク記法じゃなくて、デフォルトで舞台指示みたいな書き方しちゃうんだよね。
「パスワードを忘れました」ってリンクに関する投稿を思い出したよ。「もし…ならここをクリック」みたいに書けば改善されるかもと思ったけど、直感的になんか違うって分かったんだ。
ウェブページのゴミを無視するスキルは、持ってない人もいるし、どう教えたらいいか分からない。自分のバックグラウンドがない人にウェブの使い方を教えようとする度に思い知るんだ。ページの一番最初の文字通りのものをじっと見て、たとえそれが「通知を許可してください」でも、二番目のアイテムを見る前にそれを深く考えちゃうユーザーがいる。
今のGoogle検索なんて、本当の結果が出る前に何画面分もゴミが出てくるしね。
関連する問題として、ページ上の異なる種類のテキストの認識論的状態を理解できてないことがあるんだ。「パスワードを忘れました」って書いてあるクリックできるリンクを見て、それは自分がパスワードを忘れたってことを教えてくれてる(しかもどうやって知ったの?)って信じちゃうユーザーがいるんだ。それはただ、パスワードを忘れた場合にクリックする場所なのにね。
もちろん、UIの標準化が死んだせいで、この問題はもっとひどくなってるよ。https://mstdn.io/@mattskala/113188291223682980
「パスワードを忘れました」が目に見えてボタンなら、その文脈ではリンクより効果的だよね。MicrosoftがUIから多くのボタンをなくして、あいまいな色のテキスト(リンク)に置き換えた時のことを思い出すよ。何をクリックすればいいか分からなくなって、ずっと難しくなったんだ。
ユーザーが実際に行う動作に合った動詞を選ぶかな。つまり「パスワードをリセット」とかね。あと、ログインに数回失敗した後に、赤か黄色の背景のパネルが出てきて、「パスワードをお忘れの場合は、こちらのリンクからパスワードをリセットしてください」みたいな完全な文章を表示するのもいいと思う。
UIの慣習のほとんどは、勝手に作られた発明か、その前の勝手に作られた発明から派生したものだってことを忘れないようにしよう。ユーザーは機械に直感的に適応し、開発者はユーザーに適応する、みたいなフィードバックループが生まれるんだ。
言い換えれば、たくさんのウェブサイトやアプリに「パスワードを忘れました」リンクがあるせいで、言語の意味が変わったのかもね。少なくともその文脈では、ほとんどの人間は意図を理解するように適応するだろう。それしか知らない新しい世代は、そもそも気にも留めないだろうね。そういう意味では、慣習が単独で考えると意味をなさなくても、慣習に従うことにも価値はあるんだ。
もし彼らの例が全部一貫していて、本当に“Amaya”をダウンロードするなら、単にハイパーリンク「Amayaをダウンロード」[http://link-to-file]みたいな方が好きだな。
できればダウンロードアイコンもつけて、それが実際のファイルへのリンクであって、本物のダウンロードボタンが広告4つの中に隠されてる別のページへのリンクじゃないってことを示すのがいいな。
Dragan Espenschied(despens)が2022年に書いたエッセイで、リンクテキストがどう時代と共に変わったかについて話してるよ。https://despens.systems/2022/06/button-pushes-you/ 彼は、呼びかけ(call-to-action)から、ユーザー自身を説明するボタンテキストへのシフトを指摘してるんだ。「代わりに、ユーザーの状態を再構成することを想定してるんだ。ユーザーは、明確に書かれたマントラを受け入れて、次の情報にアクセスする前に態度を変えなきゃいけないんだ」。
これ、なんか洗練されてないよね:
*Amaya*を入手。
*Amaya*についてもっと知りたい。
分かったけど、「[Amayaについてもっと]学ぶ」じゃダメなの?「Amayaについてもっと」は名詞句だから、彼らの基準に合うんじゃない?